TUCKER

MAN FROM ELECTONE

エレクトーンを武器にエキサイティングなパフォーマンスで見るものを釘付けにするTUCKER。ギターやベースに加え一斗缶までもその場でサンプリングしていく生多重録音ライブも十八番、ターンテーブルでの盛り上げ方もバッチリ、炎を前に鍵盤叩きまくるその派手なパフォーマンスはもちろん機材使いや作曲等音楽的センスも誰もが評価するところ。FUJIROCKやスペインバルセロナsonar2006、マニーマークUKツアーなどの大きなフェスやイベントへの参加、SONYやUNIQLO等のCM曲を手掛けるなど広いメディアにて彼の才能は絶賛されている。そんなクレイジーキーボーディストTUCKERの内面構造をたっぷりお楽しみください!

WASSUP:はじめはエレクトーンだけでライブをしてたんですか? 

TUCKER:最初はエレクトーンだけで演奏していた。昔のエレクトーンスタイルが最初は好きだったので70年代によくある風景。ステーキハウスとか喫茶店とかホテルのロビーでエレクトーンが演奏されていたスタイルを模倣した形で始めた。

WASSUP:現在のスタイルでライブをするようになった経緯は?

TUCKER:最初は恵比寿のカフェで、昔風のノスタルジックな演奏をしてた。当時の意識はエレクトーン自体ライブハウスで演奏するものでは無いし、なつかしい家具や 電化製品と一緒で昔を象徴するアイコンくらいの意識しか持ってなかった。
  で、10年位前だけどガレージシーンのDJ DADDY-O-NOVさんにパンクのイベントでエレクトーンを弾く機会をもらって演奏したら自分のしょぼいスカスカの音で皮ジャンのパンクスが踊りだしたのを見て、おもしろくて、それがきっかっけで、しょぼい楽器でも、何ができるのか色々なアプローチを考えながら色んなジャンルのライブで演奏してるうちに今のスタイルになってきた。

WASSUP:いろんな機材や楽器を使ってますが他の楽器や機材も好きなんですか?

TUCKER:一人でライブをする構成上、必然的に色んな楽器を使ってるだけで、楽器自体演奏する事より、それぞれの楽器が持つキャラクターやそれをどうやってライブ演奏に組み込むかに興味がある。

WASSUP:影響を受けた音楽は何ですか?

TUCKER:4つ上の兄貴がパンクやインダストリアルな音楽を隣の部屋で聞いてたり、となりの家にJAZZ好きの友達がいたりしたので中学の頃からジャンルに関係なく色んな音楽を聞く機会があった。高校の頃は兄貴によくSOBのライブとか連れてってもらってリップクリームとか好きだった。ハナタラシとかjohn zornとか好きで学生服のまま法政大学の講堂によく行ってた。それと同時に高円寺のジロキチで近藤房ノ助とかブルースのライブにも行ってたし渡辺香津美のライブをピットインに見に行ったりしてけっこうジャンル関係なく色々見に行ってた。
  木更津はヤンキーのメッカだったので、そういった友達はバイクのアクセルのふかし方でメロディを作ったり競ったりしていた。当時はヤンキーカルチャーは嫌いだったけど自然に目にしなければならない環境だったので、そういうエクストリームな音楽なんだかよくわからない物に多分に影響を受けていると思う。

WASSUP:よくライブ後半ハードコアを廻して自らダイブモッシュしている姿を見ますが・・・?  

TUCKER:エレクトーンのライブの可能性を追求する試みの一つとしてやっている。ダイブという行為自体もう新鮮味は無いがシチュエーションによってはまだ新しくなる可能性はあると思う。

WASSUP:いろんなアーチストと一緒にプレイしてるしいろんなイベントにも出ていますね?   

TUCKER:ジャンルにこだわるのは悪い事じゃないと思うけど、いいアーティストは絶対そのジャンルに収まりきらない要素を持っているし自分もそういうアーティストが好きだから、色んなジャンルと交流する事になるのだと思う。ただお互いの好きな物を(趣味)みせて確認しあうだけじゃつまらないし、そういう意味でのジャンル分けはいらないと思う。

WASSUP:なるほど~ライブ以外にはどんなお仕事をしてるんですか?

TUCKER:自分の活動以外は音楽に携わる仕事(CM、舞台のサウンドトラックなど)が多い。これらの仕事はクライアントの意向が重要なので、大変だけど元々映像と音楽の関係にも興味があるので良い訓練だと思ってやってる。 

WASSUP:ライブだけでなく音源としてのTUCKERのセンスも大変おもしろいと思うのですが・・・

TUCKER:レコーディングではライブではできない事が色々できるので別の楽しみだと思ってやってる。

WASSUP:."ELECTOON WIZARD"(05)以降音源が待たれていますがリリースの予定は?

TUCKER:仕事の合間にコツコツ作りためているトラックがあるので今年中にはリリースしたい。色々コードのハーモーニーや音の構成で新しい試みがあるので自分にとっても新鮮なアルバムになると思う。

Discography
TUCKER IS COMING CD(2003)
ELECTOON WIZARD CD(2005)
QUIET RIOT DVD(2007)

myspace.com/tuckerelectone